平成28年10月12日

教職員各位
                                                                      保健管理センター長

                           大学における感染症対策について

  近年、大学における感染症が問題となっています。平成19~20年には
全国の大学で麻疹(はしか)や百日咳の集団感染が発生しました。
   今年度も一部地域で麻疹の集団感染が起こっており、本学では一昨年
に結核の感染事例が2件報告されております。
    大学は集団生活を営む場であり、感染力が高い疾患が発生すると教育・
研究活動に大きな影響を及ぼす場合があります。現在の20~30歳代の
若年層は予防接種が不十分なケースや免疫獲得の機会がない者が多く、
注意が必要です。

  大学での感染拡大を防ぐためには、各自が抵抗力(抗体)をもつこと、
感染症に対する正しい知識を持つこと、感染症が発生した時はその情報
を共有し病原体が拡大することを防ぐ措置をとることなどが重要です。
   わが国では学校で予防すべき感染症(学校感染症)が定められています。
教職員の皆様におかれましては、以下を周知していただき、適切な対応を
お願いいたします。

1.予防接種が推奨されている疾患(麻疹、風疹、流行性耳下腺炎(おたふ
     くかぜ)、百日咳等)の罹患歴がなくワクチン接種が不十分な学生・教
     職員は、予防接種を受ける。
2.海外旅行中や帰国後に発熱・発疹・下痢などの症状が出たら、必ず
     医療機関を受診させる。
3.学内で感染症が発生した場合(疑い含む)は、まず保健管理センター
    に連絡し、適切な対応を確認する。(研究室や職場内の対応のみに
    終始すると、大学としての対策が行えなくなります。周囲への対応も
    感染症の種類によって異なりますのでご留意下さい)

<参照>
1.学校保健安全法施行規則第18条、19条
2.学校において予防すべき感染症の種類と出席停止期間(一覧表)
  (関連URL:http://www.health.uec.ac.jp/HealthandSafetyAct.pdf

<問い合わせ先>
保健管理センター 内5095 (月~金 8:45~17:00)